業界の景気動向を極める

業界の景気動向を極める

政府が発表する景気指数については、日本全国の全産業をまとめたものですので、場合によっては、自社の業界に特化した指数を確認したいこともあるかと思います。
このサイトでは、業界単位で役に立つかと思われる経済指標を紹介します。

 

業界の景気動向を極める

第三次産業活動指数

第3次産業の生産活動を総合的に捉えるための経済指標。経済産業省が、業界団体や中央官庁の統計を基に、基準年を100として加重平均により算出し、毎月公表しています。第3次産業の各活動を統一的尺度でみることが可能で、サービス部門の活動動向を把握することができます。第三次産業を、飲食業や小売業などに結構細かく分けてくれています。

 

プレスリリースを見てみましょう。

 

第3次産業活動は、持ち直し傾向にある(2022年8月16日)
2022年6月のサービス産業活動は、「医療,福祉」や不動産業、小売業などが低下したことを受けて、サービス産業活動指数は、前月比マイナス0.2%と、4か月ぶりの低下。6月時点の基調判断は、「持ち直し傾向にある」に据え置き。

 

≪第?次産業とは?≫
第一次産業:自然から採れるもの・・・全体の3%
第二次産業:自然から採れたものを加工するもの・・・全体の24%
第三次産業:人と接する仕事・・・全体の73%

 

白書

厚生労働白書/中小企業白書

省庁が毎年発表している白書は、様々なデータが掲載されていますので、有益な情報があるかもしれません。

 

建築業界

新設住宅着工床面積/建築着工統計

景気動向指数の構成指標である新設住宅着工床面積や、国土交通省が発表する建築着工統計(金額や戸数など)は、建築業界の参考となるでしょう。

 

製造業界

実質機械受注(製造業)/実質法人企業設備投資/機械受注統計

景気動向指数の構成指標である実質機械受注(製造業)、実質法人企業設備投資や、内閣府が発表する機械受注統計は、製造業にとって設備投資の参考となるでしょう。